自分の音源制作に合ったソフトを選ぼう!
DTMを始める前に誰もが迷う道、それが、DAWソフト(作曲ソフト)選択です。
作曲ソフトの選択を間違えると膨大な時間とお金が飛んでいき、取り返しのつかない結果になります。
一番間違えやすいのは、「あのアーティーストが、このDAWソフトを使っているから間違いない!」そう思い込む事です。
著名なアーティスト達には、エンジニアやスタッフがサポートしてくれる環境がありますし、どうしても使いなれた物を使用する傾向があります。
初心者の方がイキナリ、プロの土俵に上がっても何も出来ません。人それぞれ楽器の演奏スタイルや音源制作のアプローチなどが違うからです。
DAWソフト(作曲ソフト)選択する前に考えておかなければならいのは、どういうスタイルで、どういうジャンルの音楽を作りたいかという事です。
つまり、あなたがキーボーディストでトランスやテクノを制作したい場合に、DAWソフトがトランスやテクノに不向きな場合は、膨大な時間を使ってしまいます。
また、ギターリストの方でハードロックの様な音源制作したい場合に、感じのDAWソフトがトランスやテクノに向いているソフトでは何の効果もありません。
このページでは、あなたのスタイル(楽器)と音楽ジャンルにマッチした作曲ソフトをご紹介します。
DAWソフトの種類!
作曲ソフトには大きく分けて、打ち込み系に特化したものと、オーディオ録音に特化したものがあります。今現在販売されているDAWソフトは、打ち込みもオーディオ録音も出来るものが大半ですが、やはりどちらかに傾いている現状があります。
例えば、トランスやハウス、エレクトロニカを制作したい場合、オーディオ録音に特化した物より、打ち込み系に特化した物を選んだほうが、効率も良く、作品自体もより良いものになります。
基本的に大きく2つにカテゴライズすると以下のようになります。
【オーディオ録音に特化しているソフト】
・M-AUDIO / Pro Toolsシリーズ
・Steinberg/Cubaseシリーズ
・Cakewalk/SONARシリーズ
【打ち込み系に特化しているソフト】
ImageLine/FL STUDIOシリーズ
DAWソフトによってクオリティーが違うの?
始めに説明して置かなければいけないのは、基本的にどのDAWソフトも最終レンダリング(マスターアウト)は同じような物です。
DTMソフトは、CG系のソフトに比べれば、さほど品質も変わらず、どれを選んでも音質に特化しているソフトは、そうそう見当たりません。
そういう訳で、あなたの音楽制作環境に一番適しているもの選択したら良いと思います。
音質であり質感などが自分がイメージしていた物と異なる場合は、プラグインなどで補う事ができます。
私の場合は、ギターもシンセも演奏するので、ギターリストの方がFL STUDIOを嫌ったり、キーボディストの方がSONARシリーズを嫌う理由も分かります。
機能的に、特にこれと言った理由があるわけではないのですが、制作スタイルとDAWソフトがマッチングしないと音源制作時間が大きく変わってしまうのも現状です。
ImageLine/FL STUDIOシリーズ
FL STUDIOはソフトシンセ、シーケンサー、マルチトラックオーディオレコーディング、ミキシングといった音楽制作に必要なすべての機能を備えた統合型ソフトウェアです。
特に、打ち込み系に特化したソフトで極論からいうと、マウスとキーボードだけで音源制作を素早く完結させる事が出来るソフトです。
他のDTMソフトに比べると、MIDIチャンネルやミキサー関係のアサイン(設定)が簡素化されているので、素早く作曲する事が出来ます。
グラフィカルにパン・ベロシティーなどがコントロール出来るためプロ・アマとおして多くのユーザーがいます。
あなたが、ある機能について迷った場合、検索エンジンで検索すると必ずといっていいほど目的のWEBサイトにたどり着く事が出来るでしょう。
FL STUDIOサイトのフォーラム(英語)も充実しており、YOUTUBEなどでも、多くのチュウトリアル動画が公開されています。
FL STUDIOと相性の良い人は、マウスとキーボードだけで音源制作を楽しみたい方や別売りMIDIコントローラー(鍵盤型キーボード)などを使用し演奏または音源制作を楽しみたい方。
このソフトの欠点を言うとオーディオ録音には、あまり向いていない事です。
どちらかと言うと、エレクトロニカ・トランス・ヒップホップ・R&BなどのジャンルをDJやキーボディストがループシーケンサーを使用し楽曲製作してい感じです。
例えば、あなたがギターリストで、ギターをメインにオーディオ録音しながら制作したい場合には残念ながらあまり向いていないと思います。
現状としては、やはりSONARやCubaseなどがバンドサウンドには向いていると思います。
良くギターリストの人が、「FL STUDIOはネタ帳だ!」と言っているのを耳にします。これは、ギターやボーカルのトラックだけSONARやCubaseでオーディオ録音し、FL
STUDIOを自体をVSTでSONARやCubaseなどのホストアプリケーションに呼び込み、ギター以外の、ドラム・ベース・シンセなどを演奏させているからです。
つまり、FL STUDIOはDAWソフトでありながら、VSTとして他のソフトとも連帯出来るのです。
こういう理由から多くのユーザーから愛されているソフトです。
【FL STUDIO 10 最低動作条件】
・Windows 7(32bit、64bit)/Vista & XP (32bit)
・2 GHz以上のCPU
※ソフトシンセサイザーを稼働させるため、その稼働数により動作に必要なCPUの速度は違います。 マルチコアのなるべく速いCPUを推奨します。
・ASIO対応のオーディオインターフェイス
※ASIO非搭載のオーディオインターフェイスの場合、付属のフリーソフト「ASIO FOR ALL」を使用して動作も可能ですが、Image-Line社のソフトウェアではないため、サポート対象外の前提となります。
・1 GB以上のHDD空き容量
・1 GB以上のメモリ(OSが必要とするメモリ)
・CD-ROMドライブ
・XGA以上の解像度のディスプレイ (SXGA以上を推奨)
・インターネット環境(「ライフタイム フリーアップグレード」の適用等に必要です。)
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Cakewalk/SONARシリーズ
CakewalkのSONARシリーズは、プロのスタジオウェアーをまるごと詰め込んだオーディオレコーディングや編集に特化したソフトです。
プロフェッショナルなエフェクトおよびインストゥルメントなどは高度な楽曲制作が要求されるシーンにも対応出来ます。
近年では、プロのアーティストやエンジニアも使用するようになって来ました。
簡単にイメージを説明すると、マルチトラックオーディオレコーディングの制作現場でを巨大なミキシングコンソールをいじりながら楽曲製作していく感じです。
もちろん、他のDAWソフトと同様に優秀なソフトシンセやエフェクターなどのツールも同梱されているので、ミキシングコンソールに触れた事のある方なら、素早くクオリティーの良い楽曲制作が行えます。
難点いうと、8チャンネル程度の簡易ミキサーも扱えないような初心者の方は難しいので手を出さない方が無難です。
価格的には、そんなに高くはありませんが、チャンネルのインプットアサインやグループバス、MIDIチャンネルの設定などが少し複雑で、どちらかというとプロの音響エンジニア向きだからです。
ただ、ギターやベースの生音をレコーディングするには、最適で各オートメーションにも信頼性があります。
また、SONARシリーズにはLE盤という価格の安いものがあります。
これは、RolandのUSBオーディオインターフェースを購入すると同梱されているソフトです。
SONARシリーズの中ではもっとも下位のものですが、普通にレコーディングするには、問題ありません。
LE盤に慣れてきたら上位のSONARシリーズを購入する事で、なおいっそうあなたの音楽ライフが広がります。
【SONAR X1 STUDIO 最低動作条件】
・対応OS
Microsoft(R)Windows(R)7/Windows(R)7 x64/Windows Vista(R)SP2/Windows Vista(R)x64 SP2/Windows(R)XP Home SP3/Windows(R)XP Professional SP3 ※すべて日本語版 ※Windows(R)XP Media Center Edition/Windows(R)XP Professional x64 Editionには対応しておりません。
・対応パソコン
Windows(R)対応パソコン
・CPU/クロック
Intel(R)Coreプロセッサー/互換プロセッサー 2.6GHz以上
・メモリー
2GB以上 ※4GB以上を推奨
・ハードディスクの空き容量
30GB以上 ※7,200rpm以上(SATAのハードディスクを推奨)
・画面解像度/色数
1,280×800ドット/High Color(16ビット)以上 ※1,920×1,080ドット以上を推奨
・必要なハードウェア
Windows(R)対応のオーディオ・インターフェースまたはサウンド・カード(ASIOドライバを推奨) ※Windows Vista(R)、Windows(R)7の場合は、外付けオーディオ・インターフェースを推奨 ※DVD-ROM ドライブ(インストールに必要)、記録型CDドライブ(CDライティングに必要)
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